2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

妖怪人間ベムふたたび

アニマックス『妖怪人間ベム』。 子どもの時に見た印象とかなり違っていた。 まず、オープニングの曲(歌:ハニーナイツ)が全然怖くない。ダークダックスとかボニージャックスが歌っているような、軽やかにハモったいい曲である。 怖いというのは、歌詞や妖…

妖怪人間ベム

昨日の『幕末太陽傳』に続き、見たいと思っていた番組がぞくぞくと放映されて嬉しすぎる。 今日はアニマックスで『妖怪人間ベム』一週間連日一挙放送!「早く人間になりたい……」ベム、ベラ、ベロ! どんよりとした暗いアニメでかなり怖かったのにこれは必ず…

幕末太陽傳

NHK-BS2で『幕末太陽傳』(1957年、監督:川島雄三)。 ずっと前から見たいと思っていた一作。 川島雄三はそのはみ出しぶりと、まったくの推測であるが「犬好き」なところがいい(本筋とは関係ないが、ふといい感じで犬が通るという印象が強い。『人も…

男たちの旅路

日本映画専門チャンネル『男たちの旅路』(脚本:山田太一)第一部最終回。 やはり面白い、面白すぎる。 昔のドラマばかり見て、こんなに面白がっているだけでいいはずはない。現に山田氏自身、『シナリオ入門』(別冊宝島1001)のインタビューで、いまの世…

夢であいましょう

DVD『NHK想い出倶楽部』。 土曜夜のバラエティ「夢であいましょう」1963年放映の落語国紳士録を見る。 若き立川談志の、まさに立て板に水を流すような噺に感動する。40年あまり前にして、すでにこれだけの落語家だったのだと、あらためて認識。 この回…

バンパイヤ

突然、家人が『バンパイヤ』(1968年)の主題歌を歌いながらDVDボックスが欲しいと言い出した。 手塚治虫原作、水谷豊デビュー作で、アニメと実写の合成の、変身場面とかすっごい面白かった……と、言われてもほとんど記憶に残っていなかった。 月夜をバッ…

みなしごハッチ

ファミリー劇場『みなしごハッチ』(1970年)最終回。「とべ、とべ、ハッチ〜」最終回なので当然、ハッチは念願のママの胸に抱かれ母子号泣。 だがその前に、スズメバチにさらわれた女王蜂のママを取り戻す山場、ハッチは蛇の大群に呑み込まれそうになる…

野獣狩り

日本映画専門チャンネルで『野獣狩り』(1973年、監督:須川栄三)。 喜劇王ともいうべき伴淳三郎と仮面ライダーの藤岡弘、がまじめな親子刑事役でコンビを組んでいる。不思議な気分である。緊迫したシーンでも、いつおちゃらけてくれるか、いつ変身して…

森田健作

ホームドラマチャンネルで『おれは男だ!』(1972年)、森田健作テレビ初出演のドラマ。 高校生役だが、まだ少年というか男児のようなあどけなさがある。 『男たちの旅路』(1976年)では4年経っているが、まっすぐな青春路線っぽいところは変わっ…

田宮二郎

田宮二郎を追いかける。 『白い巨塔』(フジテレビ721)が終わり、『知らない同志』(TBSチャンネル)も終わり、一挙に空虚感の襲われたので、再度、映画版『白い巨塔』(1966年、監督:山本薩夫)を見る。 映画版はやはりエンタテインメント色が強く…

Nスペのタモリさん

NHKスペシャル『地球大進化・人類への旅』シリーズ第1回目を見ていたら、『驚異の小宇宙・人体』を思い出した。 山根基世の落ち着いた語りと、情感たっぷりな久石譲の音楽。 CGを駆使していたのでわりと最近の番組という印象だったが、もう15年も前のNH…

警備員ドラマ

『ザ・ガードマン』(ファミリー劇場)と『キイハンター』(東映チャンネル)が、子どもの頃とても怖かった。 オープニングの音楽や雰囲気が恐怖感をあおり、『キイハンター』を見た後はトイレに行けないこともあった。 今、あらためて見ると『ザ・ガードマ…

白い巨塔、終了。

フジテレビ721の『白い巨塔』がとうとう終わってしまった。 ラストは4話連続。 裁判で追いつめられてゆく田宮二郎の切迫感が、ひしひしと伝わりこちらまで胃が痛くなるほどだった。鬼気迫る表情はまさに何かが乗りうつったかのようで、ここまで役に入り…

社長行状記

日本映画専門チャンネル『社長行状記』(1966年、監督:松林宗恵)。 1958年から始まった森繁の「社長シリーズ」の1本。 小林桂樹(お馴染みの振り回され秘書)、加東大介、三木のり平、フランキー堺(ロシア帽?をかぶったパリの「チ・オール」日…

花のピュンピュン丸

アニメソングや歌謡曲ばかり聴いていたら、突然「……ピュンピュン丸よ、赤いマスクのチビ丸つれて……、キビシーッ」と頭に浮かんできて、『花のピュンピュン丸』(1967年)が見たくなった。 見たいと思うと、断片的に記憶がよみがってくる。 忍者のピュン…

パールカラーにゆれて

TBSチャンネル『サウンド・イン“S”』(1974年)、フジテレビ721『夜のヒットスタジオ』(1976年)と続けて見て、日本の歌謡曲に浸る。 出演している歌手やバックバンドがみな楽しそうで、聞いていて気分がよい。まだ歌の宣伝に躍起になっていない…

ひみつのアッコちゃん

フジテレビ721で『ひみつのアッコちゃん』(1969年)。 この主題歌も名曲だと聞き入る。 特にエンディングの「アッコちゃんすきすきすき」。 すき、すき、すき、すき、といきなり「すき」が16回、「アッコちゃーん、アッコちゃーん、すきすき、はあ…

男たちの旅路

日本映画専門チャンネルでも特集「脚本家山田太一のドラマと映画」。 山田太一三昧である。 まず第一弾は『男たちの旅路』(1976年)。 警備員の話であり、いきなり若い女性の飛び降りシーンで不穏なオープニングなのだが、なつかしい面々がいろいろ出て…

時代劇ベスト3

『浮浪雲』に芹沢鴨は出てくるが、演じているのは佐藤浩市ではなく平泉成だった。『新選組!』や『壬生義士伝』(2003年、監督:滝田洋二郎、ここで佐藤浩一は斉藤一役)や『浮浪雲』をごちゃまぜで見たため、混乱をきたしてきた。 日本史をきちんと学ば…

沿線地図つづき

今日もTBSチャンネル『沿線地図』のつづき。 最終回まで7話分、山田太一ドラマの独特の口調「山田節」にどっぷり浸かる。 現実の会話では、人は絶対こんなふうに流暢に比喩も豊富に自分の言いたいことを喋れないけれど、ドラマの中では圧倒的なリアリティが…

沿線地図

TBSチャンネルで『沿線地図』(1979年)一挙放送! 土日にかけてよく組まれる「一挙放送!」プログラムで、今日は15話中、第1話から第8話まで連続放映。 山田太一脚本の名作ドラマは、まずオープニングの音楽から吸引力が違う。 『沿線地図』では、…

夜のヒットスタジオ

フジテレビ721で『夜のヒットスタジオ』(1976年)。出演する歌手がひとりずつ、次に登場する人の歌を歌いながら出てきてバトンタッチする、このオープニングがよかった。 たまたま見たら山口百恵が出ていた。他にはずうとるびとか佐良直美とか。 百…

ウルトラQ〜dark fantasy

テレビ東京『ウルトラQ〜dark fantasy』。あの『ウルトラQ』が38年ぶりの復活!ということである。オープニングの、インクがドロドロうねっているような模様?と、ちょっと怖い(子どもの頃ならかなり怖い)雰囲気の音楽は同じである。 だが、他のリメイク…

中村伸郎

中村伸郎が急に若返った! びっくりして画面をよくながめたら、『白い巨塔』(フジテレビ721)の東教授が、『秋刀魚の味』(1962年、監督:小津安二郎)のやんちゃオヤジ河合になっていた。確かに、16年分若返っている。ウトウトした隙に家人に替え…

新選組!

『浮浪雲』を見ていたら、新選組の芹沢鴨が出ていた。『新選組!』といえば現在NHKで放映中の大河ドラマである。ようやく、次はどうなるかと楽しみになってきた。 のったり気味の展開だったこれまでの回で、登場人物たちの「若さ」を強調していたのは画期的…

浮浪雲

TBSチャンネルで『浮浪雲』(ジョージ秋山の漫画が原作)がスタート。 おお、浮浪雲!と思いきや、ビートたけしが雲役の新しいバージョンだった。 のらりくらりの浮浪雲、渡哲也版(1978年、脚本:倉本聡)がぜひ見たい。石原軍団、西部警察のイメージを…

浅草東宝

浅草東宝(3日オールナイト)「ジャニーズ・ムービー・クロニクル」。 21時上映開始の数時間前から、30歳代を中心とした地味めの女性群がずらり、館内の階段に整然と並び、折りたたみみ椅子や弁当持参でばっちりスタンバイしている。 お目当てはフォー…

ラクゴニメ

歌舞伎チャンネルで「落語〜ラクゴニメ」がスタート。落語とアニメが合体してラクゴニメ、ということらしい。 五代目古今亭志ん生の音源に、大の志ん生ファンという山藤章二が画をつけている。志ん生の本の装丁などでも見られるが、顔がでかくて可愛げのある…

ありがとう

TBSチャンネル、『ありがとう』も第3シリーズ(1973年)か始まった。 前シリーズ同様、山岡久乃と水前寺清子の母娘(魚屋)を中心に、出演メンバーも石坂浩二、佐良直美等なじみの顔ぶれだが、舞台は病院にかわってマーケット。八百屋、肉屋、酒屋、小…

時間ですよ

TBSチャンネルで『時間ですよ』第3シリーズ(1973年)がスタート。 舞台は引き続き「松の湯」。オープニングはいきなり女湯の脱衣所、境正章座る番台横でおっぱいポロリ、「おかみさん〜時間ですよ〜」。 出演者の顔ぶれはほとんどかわらず、江戸家猫八…