2005-01-01から1年間の記事一覧

「男はつらいよ」シリーズ

家人が次から次へと「男はつらいよ」を借りてくる。BS2ではシリーズ全作放映中。衛星劇場でも毎月2作ずつの放映とあって、今月は寅さん三昧。 少し前までは『寅』なんて、うだつの上がらないオヤジが家で寝っ転がりながら喜んで観る映画だとバカにしてい…

『夜の流れ』

日本映画専門チャンネル『夜の流れ』(1960年、監督:成瀬巳喜男・川島雄三) 3月から始まった「4ヶ月まるごと成瀬巳喜男劇場」も今月でラスト。63年の生涯に87本の劇場映画を撮ったという成瀬監督だが、内59作品を集中して放送。 『夜の流れ』…

『ぎんざNOW!』

TBSチャンネル『ぎんざNOW!』(1972年〜1979年) せんだみつお司会、和光の交差点を見下ろしながら、「GINZAテレサから中継」の大きなテロップとともに始まるこの番組も、小中学生時代よく見ていた。学校から帰り、晩御飯までちょっと一息という、…

ウゴウゴルーガ

フジテレビ721&739『ウゴウゴルーガ』(1992〜94年) 朝の子供向け番組「ウゴウゴルーガ」に、それはもう毎回感動していた日々から、早くも10年以上が経ってしまった。 当時、ほとんどすべてビデオに録って繰り返し見た。オープニングの名曲…

『パリの恋人』

BS2『パリの恋人』(1957年、監督:スタンリー・ドーネン)。 オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステアのミュージカル・ラブストーリー。恋愛ものもミュージカルも大の苦手であるが、この映画はとても楽しめた。 いきなり、真っ白い部屋のカラフル…

『黒い十人の女』

衛星劇場『黒い十人の女』(1961年、監督市川崑)。 これも放映されると、つい観てしまう映画。 テレビプロデューサー風松吉(船越英二)が、妻(山本富士子)と9人の愛人達から復讐される話。愛人役は、岸恵子、中村玉緒など豪華な顔ぶれであるが、幽…

『タワーリング・インフェルノ』

WOWOW『タワーリング・インフェルノ』(1974年、監督:ジョン・ギラーミン) 再放送で何回も観た映画。テレビでの再放送が多いせいか、またかと思いながらもつい観てしまう。繰り返し観た映画ではダントツの一位。 先日、『大脱走』を観たばかりでもあり…

『夕暮れて』

ホームドラマチャンネル『夕暮れて』(1983年NHKドラマ、脚本:山田太一) まさしく人生の夕暮れにさしかかった中年夫婦の話。ちょうど同じような年齢にあるので、身につまされる部分が多く、面白さよりも辛い感じが勝ってしまった。同時期にフジテレビ…

『ジョーズ』

DVD『ジョーズ』(1975年、監督:スティーブン・スピルバーグ) 昔観たときの印象は、海水浴客がただサメに喰われるだけの怖い映画だった。だが今観ると、命がけでサメと格闘する、それぞれ立場の違う男3人のいい話である。 などと気取ったことを言って…

『クイズダービー』

TBSチャンネル『クイズダービー』(1980年、第250回) 「ロート・ロートロート、ロート……」で始まる、ロート製薬提供のクイズ番組の双璧といえば『アップダウンクイズ』と『クイズダービー』だった。 満5年を記念して、「賭ける」側の席に中島梓・楳…

『みんなのいえ』

日本映画専門チャンネル『みんなのいえ』(2001年、監督・脚本:三谷幸喜) すでに3、4回見ていて、その度に三谷作品では常連の役者たちがどこでどんな役で出てくるかとか、田中邦衛の大工仲間の老練な味わいを楽しんだりするのだが、今回は特に吉村実…

『キューポラのある街』

チャンネルNECO『キューポラのある街』(1962年、監督:浦山桐郎) 鋳物工場の溶銑炉のことをキューポラという。舞台となった埼玉県川口市で幼少期は暮らしていたので、小学校の体育館でこの映画を見せられた覚えがある。もっとも、吉永小百合が荒川の土…

『秋日和』

BS2『秋日和』(1960年、監督:小津安二郎) 未亡人の母と敵定期の娘の話が中心ではあるが、おじさん三人組のやんちゃぶりがいい。 亡き親友の七回忌に集まった佐分利信、中村伸郎、北竜二の中年(五十三、四歳)三人が、坊主のお経が長いだの、未亡人(…