2004-01-01から1年間の記事一覧

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』

日本映画専門チャンネル『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』(1969年、監督:本多猪四郎)。 オープニングから、歌がすごくいい。曲調は当時の娯楽映画風で、お姐ちゃんシリーズをちょっと思わせる。また、歌詞が最高である。怪獣だからいろい…

『ハロー!フィンガー5』

日本映画専門チャンネル『ハロー!フィンガー5』(1974年、監督:福原進) 東宝チャンピオンまつりでアニメと同時放映された20分の短い作品。ヒット曲を中心に、ドキュメンタリータッチで5人兄弟の日常の姿も撮っている。 小学校時代の私は、妙子ち…

『ピンク・レディーの活動大写真』

日本映画専門チャンネル『ピンク・レディーの活動大写真』(1978年、監督:小谷承靖、原案:ジェームス三木) オムニバス仕立て。ピンク・レディーの主演映画を制作するために、プロデューサー・監督・脚本家がアイデアを練っている。当時の超ヒット曲を…

『ロアルド・ダール劇場:予期せぬ出来事』

ミステリチャンネル『ロアルド・ダール劇場:予期せぬ出来事』(1979年、イギリス制作) ブラックユーモア、奇妙な短編の名手として名高いダールの作品のドラマ化全9話。 中でも「南から来た男」(『あなたに似た人』(田村?一訳、ハヤカワ文庫)所収)…

『樋口一葉』

ホームドラマチャンネル『樋口一葉』最終回。このごろ見た連続ドラマの中では、次回を楽しみにして待った予期せぬ逸品。 一葉は最後まで、冷静に自分の作品を判じることができた。「たけくらべ」が鴎外・露伴・緑雨の三人で作っていた文芸評論誌で絶賛され、…

『ムー』

TBSチャンネル『ムー』(1977年)。再放送されるとつい何度でも見てしまう番組のひとつ。 毎回朝9時からの放映なので、『うさぎや』(足袋の老舗)のおちゃらかな日常(ドラマの一話分は、その日一日の出来事という構成)とともに、自分の今日一日もス…

『BSアニメ夜話』

BS2『BSアニメ夜話』。もはや楽しみにして待つ番組のひとつ。 今回も4夜連続。 第3夜『不思議の海のナディア』と第4夜『機動戦士ガンダム』がとても面白かった。 両方とも原アニメをきちんと見ていない(ものすごい負い目である)のに、ここまで楽しめ…

『デビルマン』テレビアニメ版

東映チャンネル『デビルマン』テレビアニメ版39話(1972〜3年)一挙放送。 「あれは誰だ、誰だ、誰だ・・・裏ぎり者の名を受けて・・・」(作詞:阿久悠)という主題歌で始まる通り、テレビ版ではデビルマンは最初からデーモン族であり、不動明にのり…

『デビルマン 誕生編』

東映チャンネル『デビルマン 誕生編』(1987年、監督:飯田つとむ) 原作者永井豪が脚本に参加、忠実に映像化された作品。シビアなアニメである。デーモンの殺戮シーンが続くが、その理由に哲学があるから見入ってしまうのだろう。 息つく間もないほどテ…

『樋口一葉』

ホームドラマチャンネル『樋口一葉』(1985年、原作:大野靖子) 樋口一葉に大原麗子、妹の邦子に大場久美子、半井桃水に石坂浩二。あまりにも主人公のイメージが先行しているので、期待せずに見たのだが面白い。不自然さを感じずに話に入ることができた…

『曽根崎心中』

BS2『曽根崎心中』(1981年、監督:栗崎碧) 文楽の人形を屋外に持ち出して撮影した画期的な映画。 赤川次郎氏も、この映画が文楽にのめりこむきっかけになったという。 カメラマン宮川一夫の撮影がすごくきれいであると、赤川氏も桐竹勘十郎との対談…

『生きる』

DVD『生きる』(1952年、監督:黒澤明) 日本映画専門チャンネル『Talking about Kurosawa』で、荒俣宏氏がこの『生きる』について熱く語っていたので、急に観たくなった。人間は誰でも自分の人生において、たとえ一瞬であっても必ず輝くことができる…

『シャツの店』

ホームドラマチャンネル『シャツの店』(1986年、脚本:山田太一、演出:深町幸男)が始まる。 東京、佃でワイシャツ作り一筋の職人(鶴田浩二)が、妻(八千草薫)と大学生の息子(佐藤浩市)に突然家を出て行かれる。家族の気持ちを顧みない父親の頑固…

「スーパージャイアンツ」

チャンネルNECO『スーパージャイアンツ 鋼鉄の巨人』(1957年) 続編とともにシリーズ9作一挙放送。 和製スーパーマン(宇宙から飛来)が、謎の異星人や怪人から地球を守るヒーローものであるが、とにもかくにも宇津井健(スーパージャイアンツのおじさ…

漫画映画の世界

チャンネルNECO、「20世紀シネマライブラリー 漫画映画の世界」 『動絵狐狸達引』(1933年)作画:大石郁雄 『オモチャ箱シリーズ第3話 絵本1936年』(1934年)、作画;中野孝夫 田中善次 舟木俊一 永久義郎 平泰陣 西口羆 『協力防空戦』(…

『岸辺のアルバム』

TBSチャンネル『岸辺のアルバム』最終回。 大雨で堤防が決壊、岸辺の家が濁流に流されてゆく。 父母娘息子の四人が家から持ち出せたものは、家族のアルバム数冊のみ。 最後にみんなが「さようなら、さようなら」と傾きかけた家の中で、そのマイホーム(父が…

『ルパン三世 カリオストロの城』

DVD『ルパン三世 カリオストロの城』(1979年、監督:宮崎駿)。 『BSアニメ夜話』で感激したあと、さっそく、愛犬が熟睡している間をねらってじっくり観る。 中年になったからこそ、素直に面白がれる。若い時はこっ恥ずかしさから受け入れがたかっ…

BSアニメ夜話

NHK BS2『BSアニメ夜話』4夜連続。 久しぶりに面白い番組をリアルタイムで見た。録画したものをまたすぐに見た。面白すぎる。 とくに第2夜の『カリオストロの城』と第3夜の『あしたのジョー』がよかった。 宮崎アニメの最高傑作『カリオストロの城』を…

『長屋紳士録』

オリンピック観戦を機に、「昔懐かし」病の症状が和らぐかと思ったが、かえって悪化したようである。 見る番組が見つからず、地上波BSCSと漂流したままどこにも落ち着くことができない。 特に昼間はその傾向が大で、ほとほと困っていたら、NHKBS2で小津安二…

『東京オリンピック』

日本映画専門チャンネル『東京オリンピック』(1965年、監督;市川崑)。 アテネオリンピック閉会。 手際のよい夜逃げにあったように、朝目を覚ますと番組欄からオリンピックの文字が一斉に消ていた。 テレビの前で途方に暮れる。予期してはいたがさびし…

オリンピックも終盤。

もうオリンピックも終わってしまう。 競技を終えた選手たちが次々に帰国する。閉会式後の空白感が今から怖い。 だが、日本の選手が出場していなくても、実況と解説が耳に心地よい競技はつい見入ってしまう。 あまり興味のなかった種目でもすんなり引きこまれ…

『サインはV』

ファミリー劇場、『サインはV』(1969年)。 今週も完全オリンピックモード。LIVEも録画も関係なく、ほとんど一日中何らかの競技を観ているが、たまにフッと、どこの局もオリンピック番組をやっていない時間がある。そんな魔の時間は、テンションを保つ…

アテネオリンピック

アテネオリンピック三昧の日々。 体操男子団体には涙しました。NHK-BSの実況と解説がまたよかった。繰り返し見ても、感動は薄れるどころか、さらに深みが増してくる。丹精こめて地道に丁寧に育まれてきたものが与える感動は、やはり格別なのかもしれない。 …

『ウルトラマン』

ファミリー劇場、12日13日と『ウルトラマン』全39話一挙放送。 もう何回も見たはずなのに、つい見てしまう『ウルトラマン』。初めの頃の、しわしわの爺さんのような顔のウルトラマン。亡くなった科特隊キャップの小林昭二さん(『仮面ライダー』ではお…

『うしろの百太郎』『恐怖新聞』

アニマックスでホラーアニメ特集、『うしろの百太郎』『恐怖新聞』(原作:つのだじろう)。 小学校の頃、近所にまだ一軒だけ貸本屋があった。怖い漫画はほとんど、その薄暗くて狭くて汚い木造の店で借りて読んだ。つのだじろうや楳図かずおの漫画は、「すご…

『魔法使いサリー』

東映チャンネルで『魔法使いサリー』(1966年、原作:横山光輝)が始まる。 サリーちゃんというと赤いワンピースのイメージだが、スタート時はモノクロだった。だが、足首のない、いわゆる「サリーちゃん足」は始めから変わらずで嬉しい。今見るとサリー…

「機動戦士ガンダム」

7月31日に引き続き、アニマックス「ロボドリーム2004」〜アニメが広げたロボット・ワールド30時間大放送!〜 “好きなアニメ”人気投票ナンバーワンは「機動戦士ガンダム」。 やはり、という感じらしいが、「ガンダム」の世界がすっぽり抜け落ちてい…

『タイムボカン』

アニマックス「ロボドリーム2004」〜アニメが広げたロボット・ワールド30時間大放送!〜 鉄腕アトムから始まり、サイボーグ009、ドラえもんにアラレちゃん、キューティーハニー、ガンダム、攻殻機動隊……とロボットアニメを大特集。 一番楽しみにし…

『帰って来たヨッパライ』

衛星劇場『帰って来たヨッパライ』(1968年、監督:大島渚)。 ザ・フォーク・クルセダーズ主演。 彼らのヒット曲『帰って来たヨッパライ』は大好きだった。幼稚園の頃であるが、「オラは死んじまっただ〜、オラは死んじまっただ〜」とほんとうによく歌…

『妖星ゴラス』

日本映画専門チャンネル『妖星ゴラス』(1962年、監督:本多猪四郎、特撮:円谷英二)。 妖星ゴラス(質量が地球の6000倍)が大接近、地球がこれを回避する方法は二つ。ゴラスの軌道を変えるか、地球がよけるか。人類は後者を選び、南極に巨大なジェ…