田宮二郎

 田宮二郎を追いかける。
 『白い巨塔』(フジテレビ721)が終わり、『知らない同志』(TBSチャンネル)も終わり、一挙に空虚感の襲われたので、再度、映画版『白い巨塔』(1966年、監督:山本薩夫)を見る。
 映画版はやはりエンタテインメント色が強く、田宮二郎もテレビ版より12年若いので、晴れて教授になった後、突然口髭(クラーク・ゲーブルか?)があったりしてつい笑ってしまう。


 
 今日は今日で、偶然見た『女の一生』(1962年、監督:増村保造)では、ラストで妙に若い爺さん役の田宮二郎に失笑し、そのすぐ後、ホームドラマチャンネル『白い地平線』(1975年)での田宮二郎は、妻を亡くした子持ちの、あまりぱっとしない父親で、財前教授との役柄の落差がやけにおかしかった。
 ふと気づくと、いつのまにか田宮二郎のおっかけになっていた。