夢であいましょう

 DVD『NHK想い出倶楽部』。
 土曜夜のバラエティ「夢であいましょう」1963年放映の落語国紳士録を見る。


 
 若き立川談志の、まさに立て板に水を流すような噺に感動する。40年あまり前にして、すでにこれだけの落語家だったのだと、あらためて認識。
 この回は落語をコントにしたものがメインだったが、突然歌やダンスのコーナーがはさまったり、ゲスト(今回は落語評論家の安藤鶴夫)の話が入ったり、その脈略のなさが自由で面白い。



 中でも、タートルネック姿で突如登場し、ほとんど不動のまま「あいつのためのスキャットによる音頭“誰も”」を歌う丸山明宏のかっこ良さは、ほとんどこの世のものとは思えない。美しすぎる。