『デビルマン』テレビアニメ版

 東映チャンネル『デビルマン』テレビアニメ版39話(1972〜3年)一挙放送。


「あれは誰だ、誰だ、誰だ・・・裏ぎり者の名を受けて・・・」(作詞:阿久悠)という主題歌で始まる通り、テレビ版ではデビルマンは最初からデーモン族であり、不動明にのりうつるところから話は始まる。
 だが人間界で美樹と仲良くなってしまうデビルマンはデーモン族を裏切り、ゼノンが送り込む妖獣どもと一人戦い続けることになる。結局は正体を知られてしまうものの、愛する美樹ちゃんとラストは一応のハッピーエンドを迎える。


 一挙に見た後、頭に残るのは「今日もどこかでデビルマン、今日もどこかで、デビルマン」というエンディングの歌(これを聞いて思い出すのは、『とんねるずのみなさんのおかげです』でやっていた「デビルタカマンン」の小野みゆきデビルマン、都会を見下ろすタワーに腕組みをして座っている姿が印象的)。
 そして、明君がいつも着ているAというロゴの黄色いTシャツ、「デビール!」といって変身する際そのTシャツを毎回ビリビリに引き裂くシーンなのである。
 まったくこれでは、幼児期に見たときの感想とつゆほどもかわらない。