てんとう虫の歌

 朝、ベランダに出たら、テントウ虫が仰向けになって足をバタバタさせていた。ひっくり返すとホシが7つだった。7つボシリ。
 『タモリ倶楽部』のオープニングが生尻でなくなったのは味気ない。吹き出物のある汚い尻が混ざっているのがよかった。
 いや、ナナホシテントウを見て思い出すのは尻ではなく『てんとう虫の歌』(1974年)であった。曜日の名前がついた7人兄弟の、両親がいなくてもがんばる!話。


 『いなかっぺ大将』(1970年)と記憶の中でごちゃまぜになっているのは、2作とも、原作:川崎のぼる、制作:竜の子プロだからだろうか……と思い起こしていたら、『いなかっぺ大将』の主題歌が頭に流れてきて、いい歌だったなと検索したら、「大ちゃん数え唄」とともに歌うは吉田よしみ、今の天童よしみと知って大いに納得。当時14歳だそうである。「大ちゃん数え唄」生で聴きたい。
 いつだったか、早朝の浅草寺で、ひとりぽつんと誰かを待っていた天童よしみの小さな丸い姿を思い出した。