ウルトラマン終了

 『ウルトラマン』全39話があっという間に終わってしまい、また空虚感に包まれている。


 一挙放送はイベント感があって嬉しいが、終わった後、「祭りの後の……」という気の抜けた状態になってしまう。
 こんな気分のとき思い浮かぶのは『ウルトラマン』第15話「恐怖の宇宙線」のガヴァドン
 子ども達の書いた絵が太陽を浴び、その特殊放射線によって実体化した二次元怪獣である。ガヴァドンはただ寝ているだけで、何もしない。子ども達にもがっかりされるほどの怠け怪獣である。しかし、いびきがひどく、寝ているだけでもその轟音が国民生活を脅かすという理由で退治されてしまう。
 ガヴァドン……なんかいい怪獣だった。