素っ裸番組

　『完璧版テレビバラエティ大笑辞典』高田文夫・笑芸人編著（白夜書房）によると、『笑って！笑って！！６０分』オープニングの「重ね着コンテスト」で登場する幼児は、やはり素っ裸であった。昭和５０年放送開始とあるから、私はその時すでに１１歳。もっと幼児の頃に見たように思っていた。

　そういえば、ウチの親は私がいくら変な（世間で教育上よくないとされる）テレビを見ても、まったく文句を言わなかった。「芸能人水泳大会」の定番であった騎馬戦のおっぱいポロリシーンも気まずくならずにみんなで喜んだりしていた。



　現在、ファミリー劇場で放映中の『プレイガール』も毎週見ていた。『キューティハニー』も『メルモちゃん』も素っ裸になるシーンばかり記憶に残っている。
　「素っ裸」の裏に何かメッセージがあるとか、後で見直すとそれがわかる、とかいうのは単なる屁理屈こじつけでしょう。純粋ノウテンキなテレビ時代なのでありました。