『紙芝居昭和史 黄金バットがやって来る』

 日本映画専門チャンネルで『紙芝居昭和史 黄金バットがやって来る』(1972年、監督:石田勝心)。


 紙芝居のおじさんが公園にやって来て、ソースせんべいやあんず飴をかじりながら見たのは幼稚園の頃だろうか。紙芝居というものが、まだ普通に売られてもいて、家で紙芝居ごっこをした覚えがある。


黄金バット」といえば加太こうじである。浅草ビューホテルの裏にある喫茶店「ピーター」には、加太氏が描いた大きな壁画があり、「浅草ビックパレード」と題して、浅草ゆかりの芸人や名優たち(黄金バットはじめ、エノケン、シミキン、嵐寛寿郎など)が所狭しと描き込まれている。
「ピーター」のママは、ビューホテルが建つ前、国際劇場でSKD(松竹歌劇団)のレビューが華やかなりし頃、公演があるたびに店を閉めて観に行ったというSKDフリークだという。