ガメラ

 日本映画専門チャンネル「特撮王国Z」。
 ゴジラ大特集、ガメラ大特集、その他にも、今見るとあまりにもばかばかしい怪獣映画を見られるだけで感謝する。


 
 昨夜は『ガメラ対大魔獣ジャイガー』1970年、監督:湯浅憲明大阪万博が舞台。
この時ちょうど、大阪難波の幼稚園児だった私は、のっけのパビリオン案内からがっしと心をつかまれる。思えば、コメディ好き・おちゃらけ嗜好はこの頃に育まれたのかもしれない。



それにしても、ガメラの戦闘シーンは見ていて痛すぎる。容赦なく足がスパッと切断されたり、目玉(らしきところ)に突起物が突き刺さったり。
 このジャイガー戦も、ラスト近くでガメラは敵の怪電波を防ぐために、耳栓として自分の両耳に電柱を突き刺し、流血。痛い。
 しかしこうした痛いシーンゆえに、人の心にしっかりとガメラは残っているのである。