『赤頭巾ちゃん気をつけて』

 『ベルトクイズQ&Q』で1969年が気になっていたら、今日も朝から「東大紛争」の映像が……。69年は東大入試が中止になった年でもある。といってもリアルタイムで知っているわけではなく、『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970年、監督:森谷司郎)の話である。
 庄司薫の原作は学生時代に読んだが、細かい部分はすっかり忘れており、いきなり愛犬の死ぬシーンが出てきたので慌ててチャンネルをかえた。
 自分で犬を飼いだしてからは、犬が登場するシーンは内容の如何を問わず冷静に見ていられなくなってしまった。エネルギーがどんどん吸い取られてゆくようでまずいのである。


 切り替えたチャンネルの先は衛星劇場『喜劇・男の泣きどころ』(1973年、監督:瀬川昌治)。ほっと一息つく。こういう時は喜劇に限る。ちなみにこの映画、性的不能の警察官(フランキー堺)がブルーフィルム(死語)を取締まる話で、ストリップシーンなど満載であります。