菊池俊輔

 昨日見た『DAICONフィルム版 帰ってきたウルトラマン』には、ちょっと淋しげでいい感じの曲が付いていたが、ちょうど機会あって、『ウルトラマン』シリーズの主題歌を連続して聞いた。


 「セブン、セブン……」「ウルトラの父がいる〜」「……帰ってきたぞ、帰ってきたぞ」名曲揃いである。
 テレビドラマやアニメの音楽は偉大で寡黙な職人に支えられている。子どもの頃は、音楽担当が誰であるかなど、まったく気にしなかった。だが、今改めて名前を気にして見ていると、記憶にしっかりと残っている音楽は、ジャンルを問わず同じ人の作曲だったりする。

 
 昔のテレビを集中して見始めてからよく目にする作曲の名前は、その数の多さとジャンルの広さで、何と言っても菊池俊輔である。
 現在CSで放映中の番組だけでも、「仮面ライダー」「キイハンター」「Gメン’75」「赤い衝撃」「女囚さそり」シリーズ等、傑作が次々に出てくる。名職人の技と心意気に謝意と敬意を表します。